KLMオランダ航空直行便で行く 花のオランダ・ベルギー 7日間の旅2012/4/6〜12 
第2〜3日目(4/7〜8ベルギーのブルージュ・ゲント・ブリュッセル・アントワープ 
     
          (第1日目は成田からオランダへ約12時間、空路到着)
     第4〜6日目 オランダのフェンロー・キンデルダイク・リッセ・デルフト・アムステルダムはこちらをご覧下さい

ベルギーの正式名称はベルギー王国。 人口は1084万人で、面積は四国のおよそ1.67倍。民族構成はフラマン人60%、ワロン人40%。 宗教はカトリック75%プロテスタント25%。気候は4月はほぼ東京の3月に似ているが降水量は半分くらい。 言語は首都ブリュッセルを中心として北はオランダ語、南はフランス語。通貨はEUに加盟しているのでユーロ。 車はさすがにドイツ車が多く、たまにトヨタや日産車も見られた。 しかし円はユーロに対して高すぎる。 110円前後でなく230円くらいが適当か?ブルージュのスーパーで購入した安価なカイザービールが500CC缶入りで0.95ユーロ、 350cc缶入り0.5ユーロと驚きの安さ。
2012/4/7  ブルージュ  フランドルの水の都ブルージュ。 ブルージュとは橋の意味で街を縦横にながれる運河には50以上の美しい橋がかかっている。 北海と結ばれていたブルージュは12、3世紀には西ヨーロッパ第一の貿易港となり中世ヨーロッパの商業の中心として繁栄したが、 水路が沈泥で浅くなり、都市としての機能まで喪失した結果、その当時の景観を現在にとどめている。 ブルージュの中心であるマルクト広場は、四方にそれぞれ魅力的な建物を配した、 ヨーロッパでも5指に入る美しい広場ブルージュの歴史地区は世界遺産。

ブルージュのシンボル鐘楼
13〜15世紀建造 88m

マルクト広場と英雄の銅像
ヤン・ブレーデルとピーテルデコーニング

マルクト広場の美しいカフェ

美しい花壇
マルクト広場の中心に有る

マルクト広場の市庁舎 
1376〜1420年ベルギーで最も古い

聖血礼拝堂
12世紀に十字軍がコンスタンチノーブルから持ち帰った聖が祀られている

市内の運河の素晴らしい眺め
向こうに88mの鐘楼が見える

同行者の運河クルーズ

チョコレート製造見学直売所
NHKが放送した表示有り

ちょっと高価だが美味しい

愛の湖公園
中世ブルージュの内港だった所

世界遺産ペギン会修道院
ベネディクト派、15世紀の修道服
で修道女が生活している

聖母教会 高さ122m
13〜15世紀建立
2012/4/7  ゲント 18世紀以来中世都市として発展を遂げた歴史の有る街。繁栄の基盤は毛織物であった。ゲントの栄光を象徴するものはなんと言っても聖ハーブ大聖堂に所蔵される「神秘の子羊」に代表されるゲントの祭壇画である。表は上下の2層に分かれた14枚の独立した絵と開閉可能な裏面の12枚の独立した絵画である。いずれも旧約聖書や新約聖書の情景が思い出されて興味深い。

金曜市広場と高貴な市長の銅像
ヤコブファン・アルベルト

市庁舎 15〜18世紀建造
ゴシック、バロック、ルネッサンス、ロココ
様式

鐘楼と繊維ホール  13〜14世紀建立

グラスレイの港の美しい眺め

グラスレイのギルドハウス群の眺め
昔は港だった為、当時の商人達の富と権力を象徴する壮麗な建物が立ち並
見事な街並み

聖バーフ大聖堂
神秘の子羊に代表される祭壇が有名である。右にその祭壇画の写真を掲載する。子羊とは当然イエスをさす。旧約聖書、新約聖書が一体となって表現されていて実に興味深い

下段中央が「神秘の子羊」、その右の絵の中に香油の壷を持ったマグダラのマリヤ。上段左端がアダム、中央がイエス、その左がマリヤ、右が洗者ヨハネ、右端が妊娠したイブ、その頭の上の小さい絵が旧約聖書でイブの子、兄カインが弟アベルを世界最初の殺人を犯す場面で、シリアのカシオン山での出来事(旧約聖書)。 徳島県の大塚美術館に実物大のレプリカ有り
 

中段の左が大天使ガブリエル
右端のマリアに精霊による受胎告知をする場面。左の神秘の子羊の絵の扉を閉じた裏側の絵画

2012/4/8  ブリュッセル ベルギーの首都で有る。ブリュッセルの名は「湿地帯にある砦」を意味する。ヴィクトル・ユゴーが世界で最も美しい広場と賞賛したのが中心部の大広場、世界遺産「グラン・プラス」で、ギルドハウスに囲まれた110m×70mの広場である。1695年フランスのルイ14生の命令で砲撃され、市庁舎を除いた建物は破壊されてしまったが、ギルドは集会場の目的で驚くほどの速さで現在の石造りの建物を再建してしまった。

サン・ミッシェル大聖堂13〜15世紀
大広場から望む

どこか東京都庁に似ていませんか?

左側が市庁舎 右はギルドハウス
美しい広場グランプラス(世界遺産)
15世紀

王の家 現在市立博物館
市庁舎の向かい側15世紀

小便小僧 ジュリアン君
 1619年に作られた 

昼食のムール貝 美味しかった
ベルギー名物の
ムール貝
ポテトチップス
ビール
皆、美味しかった。

チョコレートの小便小僧
小便小僧の伝説  
ブリュッセルを包囲した敵軍の火薬の導火線に王子がおしっこをかけて消し、勝利に導いたと言う伝説によるもの

世界三大がっかりの名物とか
2012/4/8 アントワープ ブリュッセルから北へ45Km、オランダ国境までわずか30Kmのベルギー北部に位置する、人口50万人の町。この町は「港」「ダイアモンド」「ルーベンス」の3つに代表される。しかし私たち日本人にとっては、まず思い浮かべるのは「フランダースの犬」。この物語はアントワープに住んでいたイギリス人の女性作家が経験を基に書いたもので、イギリスや日本で出版されたがベルギーでは本になっていなかった。この物語の悲しいストーリーは日本人には好まれるが、ベルギー人には好まれていないようである。今では日本人観光客の要望もあり、ネロが住んでいたのは、市内から離れたホーボーケンというところで、ここに「ネロとパトラッシュ」の銅像が建っているとの事であるが、今回訪れる事は出来なかった。ネロがずっと心から見たがっていたノートルダム大聖堂のルーベンスの宗教画を、ようやく念願かなってクリスマスの晩に、心身疲れ果てた「ネロとパトラッシュ」がこの絵を観ながら昇天した。
 私たちは心行くまでこの絵を鑑賞させていただいた。

アントワープ内港の眺め
シュヘルト河

シュタイン城(石の城)
10〜16世紀の要塞の一部

ノートルダム大聖堂の遠望 1352〜170年かけて建築、高さ123m
ベルギーで最も高いゴシック教会

市庁舎 
1561〜1565年ルネッサンス建築
手前の像は古代ローマ兵士ブラボー

フランダースの犬の石碑
トヨタ自動車寄贈大聖堂前広場

大聖堂中央扉の彫像群
イエスや天国の鍵を持ったペテロ

キリストの昇架 ルーベンス
ネロトパトラッシュが
この絵を見ながら
昇天した

キリストの降架 ルーベンス
ネロトパトラッシュが
この絵を見ながら
昇天した

聖母被昇天  ルーベンス  遠望
中央祭壇の奥
に見える
ネロトパトラッシュが
この絵を見ながら昇天した

聖母被昇天 ダウンロード画

ルーベンスの家 アトリエ兼住居
1610〜1615年建築

ルーベンスの家入り口 現在は美術館
ノートルダム大聖堂は
世界遺産として
登録されている。

ルーベンスの家の中庭
ルーベンス
著名な画家
であると共に
7ヶ国語を巧みに操る
外交官

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