群馬県  一之宮貫先神社&
 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」
  
2015/6/19 中井町遺族会役員研修会で 訪問

上野国一之宮「一之宮貫先(ぬきさき)神社」 拝殿、本殿楼門等が国指定重要文化財 2015/6/19訪問

・創建西暦531年。物部氏が祖神を祀った事に始まる。現在の社殿は徳川三代将軍家光公の命により1635年の造営で
  江戸初期の華麗な造りで日光東照宮に似ている。
・祭神(1) 経津主(ふっつぬし)の神 天照大神の命により出雲国大国主神より国土を譲り受けた2人の神の一人であり
  武の神、建国の祖神として信仰されている。
  (日本の神は朝鮮系で、日本土着の出雲国大国主神は追われたが、その子の建御名方神は納得せず逃げ延びて
  最終的に諏訪市の諏訪大社を設立した。従って全国の諏訪神社周辺には日本古来の土着民の子孫が多いと考える。 浜康永コメント)
・祭神(2) 姫大神(ひめおおかみ) 養蚕機織の守護神 富岡製糸場と偶然の一致か?
  養蚕は1世紀に中国から伝わったと考えられている。

 国宝 楼門

国宝 拝殿

国宝本殿(雨降り)

世界遺産「富岡製糸場」 世界遺産の正式名称は「富岡製糸場と絹産業遺産群」で有り、次の4箇所で構成されている。
 (1)富岡製糸場 (2)高山社跡(住宅兼蚕室の日本の模範となった)(3)田島弥平旧宅(養蚕の教育施設)
 (4)荒船風穴(蚕種を保存し、一年に4回の養蚕を可能にした夏も2℃の天然の冷蔵庫)


 
明治政府の掲げた二大国策「富国強兵、殖産興業」の一翼を担うべく、明治5年(1872年)日本で最初の官営模範工場が設立された。
 明治政府の大隈重信、伊藤博文等の協議で設立が決まり、渋沢栄一、韮場直次郎、尾高惇忠等が建設の中心的役割を果たした。
 建物群は木造レンガ造りで世界最大規模の近代的歴史的建物群。フランス人技術者の設計・指導の下、日本人大工や職人が建設を担当。
 明治26年に民営化され、三ツ井家→原合名会社→昭和14年片倉工業に移り、昭和62年迄創業した。
 操業停止後も片倉工業は歴史的価値を思い保存に力を注ぎ、平成17年富岡市に保存を引き継いだ。

富岡製糸場正門入り口

行啓記念碑から見る国宝東繭倉庫

国宝東繭倉庫 104M
同じく西側には西繭倉庫が有る

明治5年の標識
国宝東繭倉庫の中央
入り口

国宝 製糸場
 140m

国宝 製糸場の入り口

製糸場内の製糸機
製糸場には当時400人の女工が働いており、野麦峠の小説のような厳しい労働環境ではなく、現在と同様な良好な労働環境であった。

そして、ここで習得した技術を佐久や諏訪や岡谷など、日本全国に伝える役目を果たした

昭和初期の最盛期には生糸は日本の輸出総額の40〜70%を占める基幹産業であった。

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